ヴォル・ゲーム
- 作者: ロイス・マクマスタービジョルド,Lois McMaster Bujold,小木曽絢子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1996/10
- メディア: 文庫
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ところが正義感から問題を起こしてクビにされかけたその後の、デンダリィ傭兵隊が関わっている関係でワームホール世界のごたごたに巻き込まれだしてからのどたばたっぷりったら半端なく、グイグイと物語に引っ張られる。
懐かしい名前が出てきたと思えば、デンダリィ傭兵隊の変り具合もあって勘違いから殺されそうになったり。
宇宙をあっちへこっちへ、捕まって囚人になったり逃げ出したりまた捕まったり。
そしてまさかのあの人があんな形で登場してきて、さらにさらに状況は混乱していく。
ほんと大忙しのマイルズ君なんだけど、結局は国の存亡を賭けて、敵の裏をかきながら艦隊をまとめて乗り出していくところはやっぱり盛り上るなぁ。
まとめかたも伏線から何からばっちりと決まって、さらに最後にマイルズが得た物なんかも気が利いてる。
ところで、今回出てきたキャヴィロは敵役ながらもかなり良いキャラしてると思うんだけど、再登場とかないのかね?